汚泥から2万ベクレル超 岩沼・玉崎浄水場

 宮城県は10日、市町村営水道の浄水場で発生した汚泥の放射性物質測定結果を発表した。高舘(名取市)、玉崎(岩沼市)、保呂羽(登米市)の3浄水場で4日に採取。放射性セシウムは、玉崎で埋立処分を規制する国の基準値(1キログラム当たり8000ベクレル)を超える2万1124ベクレルが検出された。
 地表や河川に落ちたセシウムが、浄水場内の処理過程で濃縮されたとみられる。5日に同浄水場で採取した水道水のセシウムは0.3ベクレルで国の基準値(300ベクレル)を下回っており、県は「安全性に問題はない」としている。
 ほかの浄水場は2検体ずつ調べ、高舘が5049ベクレルと4073ベクレル、保呂羽が1141ベクレルと1354ベクレルだった。放射性ヨウ素は全て不検出だった。

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