汚職番付、日本の「清潔度」20位=最下位ソマリア―NGO

【ベルリン時事】汚職や腐敗のない世界を目指すNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」(本部ベルリン)は25日、各国公的部門の2016年「汚職番付」を発表した。日本の「清潔度」は前年の18位から20位に下がった。

1位はニュージーランドとデンマーク。上位には常連の北欧諸国が目立ち、同NGOは「開かれた政府や報道・市民の自由、司法の独立」を共通の特徴に挙げた。米国は18位、韓国は52位、中国は79位だった。ロシアは131位。

最も腐敗が深刻な最下位(176位)はソマリア。南スーダン(175位)、北朝鮮(174位)、シリア(173位)が低迷した。

同NGOは「組織的な汚職や社会の不平等が、既存政治への幻滅やポピュリスト政治家の台頭につながっている」と指摘。市民生活を改善するため、汚職対策に速やかに取り組む必要性を訴えた。

番付は多くの独立機関が過去2年間に集めた情報を基に作成された。

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