ジャーナリストの江川紹子氏(60)が25日、ツイッターを更新し、テレビ朝日系「報道ステーション」に苦言を呈した。
同番組ではスプーン曲げで知られるユリ・ゲラー氏(72)が英国のEU離脱を阻止するため、日々超能力を駆使しているとの内容を放送した。
これについて江川氏は「英国のEU離脱問題で、ユリ・ゲラーを持ち出す報道ステーションは、報道番組と名乗るのはやめるべし」と大激怒。
「テレ朝は、ワイドショーでオウムに好き放題喋らせる最悪の事態を招き、看板の朝生でもオウムを招いてその宣伝番組を行い、若い人を入信させる手伝いをしてしまったことを反省してないらしい」とオウム事件を引き合いに出して、同局の責任を厳しく追及した。
スプーン曲げで有名なゲラー氏の主張をニュースとして報道するのは“悪しき習慣”と断定。
「地下鉄サリン事件から24年、死刑囚が執行されて最初の3月20日を報じて、わずか5日後に、このザマである。あの教祖に騙され、巻き込まれ、罪を犯して命を失った人たちが、なぜあんな行為に至って、多くの犠牲を出すに至ったのかなど、なんも考えていないのだろう」とメディアとしての姿勢を疑問視した。