江沢民元主席らにスペインの裁判所が逮捕状 中国政府は撤回要求

チベットでの大虐殺に関わった容疑で、スペインの裁判所が19日、中国の江沢民元主席らの逮捕状を出したことに対し、中国政府は不快感を示し、撤回を要求した。
中国外務省の洪磊報道官は、20日午後の会見で、江沢民元主席や李鵬元首相らに逮捕状が出たことについて、「事実なら、強い不満を表明する」などと強く反発した。
洪磊報道官は「スペインに対し、中国の厳正な立場を直視し、間違った決定を改め、悪影響を挽回するよう求める」などと述べた。
スペインのEFE通信によると、裁判所は、スペイン国籍のチベット人らの告発を受け、逮捕状を出した。
スペイン政府の今後の対応によっては、中国側が強硬な姿勢をとることも予想される。

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