沖縄初のプロ野球球団発足 田尾氏も参加、NPB目指す

スポーツ選手のマネジメント業などを手掛ける「BASE」は18日、沖縄県初のプロ野球球団「琉球ブルーオーシャンズ」を設立したと発表した。特定の独立リーグなどには属さず、セントラル・リーグとパシフィック・リーグで構成される日本野球機構(NPB)への参加を目指す。エグゼクティブ・アドバイザーにプロ野球の元楽天監督で野球評論家の田尾安志氏、球団社長には元横浜DeNAの小林太志氏が就任した。

 田尾氏は18日、沖縄県庁で開いた記者会見で「監督、コーチはNPBのコーチ陣よりレベルの高い人に集まってもらいたい」と語った。小林氏は「横浜時代は宜野湾でキャンプしていたが、子供たちや地域の方の熱はすごく高い。なぜ、こんなに野球が好きな人たちが直接応援できるチームがないんだろうと思っていた。その情熱の受け皿を作りたい」と強調した。

 田尾氏はゼネラルマネジャー(GM)のような役割を果たす予定。今後は10月に監督などチームスタッフを決定し、11月のトライアウトを経て12月に入団選手を発表する。本拠地は宜野湾市と浦添市で、宮古島市を準本拠地とする。1月のチーム始動後は、プロ野球の2軍、3軍のほか、独立リーグの四国アイランドリーグやルートインBCリーグ、台湾のプロ野球チームなどとの交流戦を行いたい考えだ。

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