泉谷しげる、韓流スターに喝!戦争の火種作るな

 20日、中央区築地の浜離宮朝日ホールで映画『最強のふたり』のトークショーが行われ、泉谷しげる、綾戸智恵のふたりが元気すぎる(!?)トークを繰り広げ、泉谷は昨今の領土問題について見解を明かした。
 首から下がまひした白人の大富豪フィリップと、彼を介護するスラム出身の黒人青年ドリス。本来なら出会うはずのなかったふたりが育む友情をコミカルに描く本作。第24回東京国際映画祭でグランプリを獲得したほか、北米では本年度外国映画興収1位を記録し、早くもハリウッドリメイクが決定するなど、世界中で熱い支持を集めている。
 本作が支持を集める理由として、障害があるからといって遠慮をせずに、不謹慎スレスレのツッコミを繰り広げるふたりの友情が挙げられ、この描写に泉谷と綾戸も感銘を受けた様子。認知症の母の介護生活を送る綾戸が「タブーってふたをしちゃいかんねん。どうしても(同じ民族、人種など)仲間ってつるみたがりますやん。でも違う人と一緒にいることで、こんなに大きくなれるんだよ、ということをこの映画では描いている」と語ると、泉谷も「特別扱いするんじゃなくて、ぶつかりあっても言いたいことを言えばいいんだよ」と同意。
 その流れで報道陣から「最近の政治で言いたいことは?」と聞かれた泉谷は、昨今の領土問題に触れ、竹島についても言及。「一番いけないのは、(韓国の)スポーツ選手とか歌手なんかが、政治的なことを持ち込むこと」と怒りのメッセージを送る。
 「あいつら度胸もないくせに、日本叩きをやれば(国民の)ガス抜きになるってことでやっているわけだ。政治はともかく、スポーツ選手や歌手なんかが戦争の火種を作るようなことをするんじゃねえってんだ! 俺らみたいなのは、例えばお前のところ(国)でコンサートをやらせろとか、そういうことを言うべき。ま、俺を呼んだらどうなるかわからないけどな」と続ける泉谷のコメントに綾戸も「そやな。考えないとかんな」と同意。報道陣から「外務大臣になってほしいですね」と意見が出ると、「ホントだよ。呼べコノヤロー!」と怪気炎をあげる泉谷だった。(取材・文:壬生智裕)
映画『最強のふたり』は9月1日より全国公開予定

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