泥棒と留守番中の子ども、鉢合わせ相次ぐ…女児の姿見て慌てて逃げる男も

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた臨時休校が続く中、自宅で留守番中の子どもが泥棒と鉢合わせするケースが、愛知県内で3件相次いだ。

 いずれも子どもにけがはなかったが、県警は重大事件につながりかねないとして、「家族で防犯体制を話し合ってほしい」と呼びかけている。

 県警生活安全総務課によると、3月23日午前、男が無施錠の窓から住宅に侵入。留守番をしていた小学生の女児(10)の姿を見て、慌てて逃げたという。

 同日午後には、別の住宅で、小学生の男児(11)が1人でいたところへ2人組の男が1階の窓ガラスを割って侵入し、男児に「ずっと前を向いていて」と指示。室内を約15分にわたり物色し、現金やキャッシュカードなどを盗んで逃走した。

 今月9日にも、中学生の男子生徒(13)が1人でいた家に何者かが窓を割って侵入し、1階にあった財布やバッグなどが盗まれる事件があった。男子生徒は窓をたたく音を聞いて2階に逃げ、無事だったという。

 県警は「テレビや電灯をつけて在宅中だとアピールすることが大事。万が一に備え、屋外に逃げる方法を親子で相談し、不審者を見たらすぐに110番を」としている。

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