津波被災の仙台太陽光発電所 運転開始5月に延期 東北電

東北電力は25日、宮城県七ケ浜町の仙台火力発電所構内に建設中の仙台太陽光発電所(出力2000キロワット)の営業運転開始を、当初予定の1月から5月に延期すると発表した。東日本大震災の影響で工事が遅れた。
 同発電所は昨年2月下旬に着工。工事は津波でがれき撤去などが必要となり、8月初めまで中断した。
 計画では5万4000平方メートルの敷地に約1万枚の太陽光パネルを設置。年間発電量は一般家庭約600世帯の年間使用分に相当する約210万キロワット時を見込む。
 東北電の大規模太陽光発電所(メガソーラー)としては、昨年12月に営業運転を始めた青森県八戸市の八戸太陽光発電所(1500キロワット)に次いで2カ所目となる予定。
 東北電は福島県南相馬市の原町火力発電所構内にもメガソーラーの建設を計画。2011年度着工、13年度運転開始予定だったが、津波被害が大きく着工のめどは立っていない。

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