第8回津軽三味線日本一決定戦(実行委員会など主催)が3、4の両日、青森市の市文化会館であり、最高部門の「日本一の部」で仙台東高2年の須貝麻由さん(16)=仙台市=が優勝した。過去最年少で、高校生の優勝は初めて。
同部門には全国の20人が出場した。独奏の「曲弾き」と民謡の伴奏をする「唄づけ」の総合点を競い、須貝さんは計986.4点(1200点満点)を獲得した。
須貝さんは「優勝できるとは思っていなかった。失敗もあったけれど、自分の力を出し切れてよかった」と話した。
須貝さんは5歳から三味線を始め、仙台市若林区の三絃小田島流仙台教室で技術を磨いた。全国クラスの実力を持ち、昨年は同部門4位だった。
大会は全9部門で256人が参加。他部門の優勝者は次の通り。(東北関係分、敬称略)
▽A級女性の部 斎藤沙希(青森県弘前市)▽B級の部 高橋勇弥(宮城県塩釜市)▽団体りんごの部 三絃小田島流(仙台市)