東北森林管理局津軽森林管理署(青森県弘前市)は23日、青森、秋田両県にまたがる世界遺産・白神山地の象徴で、5月に枯死した「マザーツリー」の後継木の愛称について「白神いざないツリー」に決定したと発表した。
名称は青森県西目屋村西目屋小4年門藤琳音(もんとうりおん)さん(10)が応募した「いざないツリー」に「白神」の文字を加えた。門藤さんは招くという意味がある「いざない」という言葉に、多くの人が白神山地を訪れてほしいとの願いを込めたという。募集には192件の応募があった。
後継木は推定樹齢が約300年。高さ約27メートル、幹回り約4メートル。西目屋村川原平鬼川辺国有林にある。付近には簡易な看板が既にあり、来年度中に正式な案内看板を設置する。
署の担当者は「マザーツリー同様、白神山地の観光の象徴になるよう情報発信を増やし、多くの人に来てもらいたい」と話す。