仮想通貨取引所大手「コインチェック」(東京都渋谷区)から約580億円相当の仮想通貨「 NEM 」が流出した事件で、資金流出先の複数のアドレス(口座)から、匿名化ソフトを使って利用者の情報を秘匿する「ダークウェブ(闇サイト)」と呼ばれるサイトの接続先を記したメッセージが20か所以上のアドレスに送られたことが7日、わかった。
匿名性の高いサイトで他の仮想通貨との交換を画策している可能性がある。
送信元は、1月26日に資金が分散された複数のアドレス。ここから7日未明以降、第三者とみられる多数のアドレスに対し少額の送金が行われ、メッセージ欄には、ダークウェブの接続先が書かれていた。そこに接続すると、NEMと別の仮想通貨の交換をうたったサイトが表示された。