浅虫水族館の降雪割引が人気 大雪で3割引きも

青森市内は連日の大雪で市民生活にも影響が出始めているが、この雪を逆手に取って人気を集めているのが県営浅虫水族館(同市浅虫)だ。前日の降雪量に応じて入館料を割り引くサービスで、3割引きとなった日も。同館の担当者は「少しでも明るい話題を提供できれば」と話している。
 割引サービスは来館者が減少する冬季の誘客対策として平成19年から始め、今年で5年目になる。気象台の発表を基に、10センチの降雪量ごとに入館料を1割割り引く。今年は今月17日からサービスを始めたが、連日の大雪で既に昨年に並ぶ6回の割り引きを実施。23日には33センチの降雪を記録し、サービスを開始して以来、初めて3割引きとなり、日曜日とあって来館者も700人を超えるなど、にぎわった。割引率を問い合わせる電話も数多く寄せられているが、ただ積雪量と勘違いする人もいるという。
 同館広報企画課の櫛引俊彦さんは「ふぶいたり雪かきに追われる日々が続いているが、市民に少しでも興味を持ってもらい、明るい気持ちになってくれれば」と話している。
 入館料は高校生以上1千円、小・中学生500円、幼児は無料。割引サービスは2月28日まで。

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