浜の牡蠣カレーが山形魅了 村山の大会で準グランプリ

 宮城県塩釜市の浦戸諸島でカキ養殖に携わる女性グループが13日、山形県村山市の複合文化施設、甑葉(しょうよう)プラザであった「ご当地カレー決定戦」に出場し、出場13チーム中2位の準グランプリに輝いた。
 準グランプリを獲得したのは、県漁協塩釜市浦戸支所女性部。プラザの開館記念として開かれた決定戦に、村山市と交流のある塩釜市を通じて参加の呼び掛けがあり、応じた。
 出品したのは「浦戸特産牡蠣(かき)カレー」。旬の時期に収穫した冷凍カキをゆでて、仕上げにカレーに入れた。代表の内海みな子さん(59)は「何も特別な材料は使わず、普通のカレーです」と言うが、審査員からは「山形の人々は海のものにあこがれを抱く。緑や赤の彩りを添えれば、より五感で楽しめる料理になる」との評価を得た。
 塩釜市の阿部徳和商工観光課長は「山形県の人々に塩釜の魅力をアピールできた。ご当地メニューとしての可能性も感じた」と入賞を喜んだ。
 同決定戦は宝くじの助成事業で、来場者には無料提供された。13チームの内訳は村山市が地域団体など11、塩釜市が女性部と「すしの山孝」。13チームが275食ずつ計3575食を用意したが、市内外から3000人が詰め掛け、整理券は30分で品切れになった。
 グランプリは、チーム素材発掘(村山市)の、素揚げの日本そばにカレーをかけた「カレのそば これって愛かも?」だった。

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