浜風、ゴールへ後押し 亘理・荒浜中が「街道を歩く会」

亘理町荒浜中の伝統行事「街道を歩く会」が14日、開かれた。生徒140人が、七ケ浜町から亘理町まで42.5キロの道のりに挑んだ。
 生徒らは午前5時50分、七ケ浜町の中央公民館をスタート。多賀城、仙台、名取、岩沼の各市の海岸沿いの道路を南下するコースを経て、午後7時すぎにゴールの亘理町荒浜中に到着した。
 昼の休憩地点となった名取市閖上公民館では昼食を取り、元気になって再び出発。閖上港の景色を眺めながら、笑顔でゴールを目指した。
 3年の浜野真莉奈さん(15)は「リュックサックが重くて肩が痛い。最初はおしゃべりが弾んだが、途中からみな無言になった。でも何とか頑張れた」と語った。
 保護者ら60人が協力者として参加。途中、8カ所に設けた給水所に車で水を運んだほか、先導や交通整理をして生徒らを励ました。
 歩く会は「たくましさと感謝の心をはぐくむ」を目標に始まり、ことしで26回目。荒浜中PTA(小野貢会長)は、行事への長年の協力がたたえられ、昨年11月に文部科学大臣表彰を受けた。

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