海づくり大会、来年は宮城 コロナで1年延期 今月にも決定

新型コロナウイルスの感染拡大で9月の開催が見送られた「第40回全国豊かな海づくり大会」が1年延期され、2021年に宮城県で行われる見込みになったことが関係者の話で分かった。21年大会予定地の兵庫県、22年の北海道との最終調整を経て、今月中にも決定する。

 第40回は石巻市を主会場に9月26、27日に県内で初めて開かれる予定だったが、新型コロナの影響を踏まえ、7月に見送りが決まった。大会事務を担う全国漁業協同組合連合会(全漁連)と水産庁が2道県と水面下で日程協議を進めてきた。
 関係者によると、宮城での第40回を21年に延期する案に対し、2道県から了承を得られる見通しになったという。兵庫県の大会は22年、北海道は23年へのスライドが有力視される。
 宮城県は今後、共催する「豊かな海づくり大会推進委員会」の岸宏会長(全漁連会長)に開催の延期を正式に申請。式典に天皇、皇后両陛下を招くため、宮内庁などと開催時期を詰める作業に入る。
 新型コロナ対策のため県は大会規模の見直しに着手する。「新しい生活様式」やソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を考慮し、レセプションの有無をはじめ、式典に招待する来賓の制限や会場の変更などを検討する。

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