ソフトバンクモバイルは28日、海外渡航時の携帯電話のデータ通信料を、1日あたり最大1480円(来年6月末まで)とする定額サービス「海外パケットし放題」を7月21日から開始すると発表した。携帯電話の海外での利用料金を実質的に引き下げることで、自社の携帯電話の契約数増加につなげる狙い。
米国や豪州、中国、韓国など31の国・地域で開始し、それ以外のエリアにも順次拡大する。同社の国内向けデータ通信料の定額サービスに加入していることが利用条件。渡航先で、携帯電話のネットワークを同社とローミング契約している通信事業者に設定すれば利用できる。
定額サービスの利用料金は、来年6月末までが1日最大1480円、7月1日以降は1日最大1980円。ただ、動画を視聴した場合は1日最大2980円となる。
同社の携帯電話は、対応機種であれば海外でもそのまま利用可能。だがこれまでは、海外で使う場合は定額制の対象外で、現地の通信事業者の回線を借りるため、国内料金よりも大幅に割高になることが多かった。