釣りユーチューバー シメサバさん「ここに見えている白いものは、全部イワシです。わたしは今、イワシの上を歩いてるんですけど、もう長靴に入っちゃうくらい、イワシがたくさん打ち上げられています」
足を1歩踏み出すと、ひざの上までイワシに埋まる。
イワシは、6日の夜から7日の朝までに漂着したとみられ、その範囲は、海岸のおよそ300メートルに及んでいる。
大量のイワシを目当てに集まる人。
しかし新潟県は、原因がわからないため、触ったり持ち帰ったりしないでほしいと呼びかけている。
海岸では、8日から60人態勢で、回収作業が始まった。
新潟県土木部・五十嵐正巳さん「ひょっとしたら、(回収費用が)1,000万円近くなってしまうかも」
これだけ大量のイワシは、どうして打ち上げられたのだろうか。
地元の住民「漁師の方が、きのうイルカがいっぱい群れでいて、イルカにイワシが追いかけられているのを見たって」
イルカが、イワシを追い込んだという。
そこで、港で作業していた漁師に聞いてみた。
地元の漁業関係者「きのうは、すごいイルカだったからね。エサ追っかけるからね。それで(イワシが)浮いちゃうでしょ。水温冷たいでしょ。イワシもたない、たぶんそれで死んだ」
上越市立水族博物館によると、魚の群れがイルカに海岸まで追い込まれたり、冬の水温低下で死んだりして、打ち上げられる例もあるという。