海浜エリアの将来像考える 仙台でシンポ

東日本大震災で津波被害を受けた海浜エリアのにぎわい創出や将来像を考えるシンポジウム(仙台市主催)が8月26日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークであった。海浜エリアで活動する3団体が事例を紹介したほか、参加者と六つの視点で議論した。

 岡田小(宮城野区)の6年生7人は、被災した浜辺で奇跡的に残ったハマヒルガオなど海浜植物6種の葉の形や天ぷらにして食べられることなど、それぞれの特徴を発表した。

 ディスカッションには市民約80人が参加。「紡(つむぐ)」「学(まなぶ)」「巡(めぐる)」など六つのテーマで、「海を見ながら休めるカフェ」「かつてあったウナギの養殖の復活」「貞山運河をカヤックやサップで遊ぶ」といったアイデアを出し合った。

 一般社団法人貞山運河ネットの佐藤四郎事務局長(75)は「海浜エリアを愛し、高い志や夢を持っている人がたくさんいる。もっと多くの人に知ってもらいたい」と話した。

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