宮城県内のホンダ系自動車販売会社でつくる県ホンダ会は26日、海開きを7月13日に予定する亘理町の荒浜海水浴場で、ビーチクリーン活動を実施した。加盟社の社員と家族ら計約300人が参加し、砂浜に落ちている菓子袋やたばこの吸い殻、ガラス片などを丁寧に拾い集めた。
波打ち際付近では、ホンダが開発し熊手とふるいの機能を備えた装置「ビーチクリーナー」を投入。装置を全地形対応車両でけん引し、砂に埋もれた大小の流木や食品容器などを広範囲で効率よく回収した。
同会の菅原和弘総務委員長(50)=栗原市=は「ここへ海水浴に来る子どもたちに、思い切り楽しんでもらいたい。素足で歩ける砂浜をスローガンに、今後も県内の海水浴場で活動を続ける」と語った。
ホンダグループは、2006年からビーチクリーン活動を展開。これまでに全国200カ所以上の砂浜で累計約400回実施し、回収したごみの総量は490トンに上るという。