消費相談 デジタルコンテンツが4年連続最多

2014年度に宮城県に寄せられた消費生活相談のうち、アダルト情報サイトなど「デジタルコンテンツ」に関する相談が増加し、内容別では4年連続で最多となったことが、県のまとめで分かった。

県消費生活センターと県民サービスセンター6カ所が受け付けた14年度の相談件数は計8822件。前年度比で817件減る一方、デジタルコンテンツ関連は1792件で231件増え、全体の約2割を占めた。
「無料動画を見ようと年齢確認をクリックしたら、アダルトサイトから利用料を請求された」という「ワンクリック請求」、「コンテンツ利用料の未払いがある」といったメールが届く「架空請求」などが多い。
「インターネットの利用料が安くなると言われて契約したが、安くならなかった」というネット接続に関する相談や「ワンクリック請求などの解決先を探して相 談したら金銭を要求された」といった二次被害的なトラブル、「個人情報を削除します」などの不審電話も増えているという。
県消費生活センターは「スマートフォンの利用拡大で、ネットに不慣れな人がトラブルに巻き込まれるケースが目立つ」と指摘。「不用意に個人情報を知らせない」「身に覚えのない請求には応じない」など注意点を挙げた。
国の消費者ホットライン「188(いやや)」が今月開設され、「怪しいと思ったらすぐ相談してほしい」と呼び掛けている。

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