安倍首相らが世界経済について有識者と意見交換する会合の第5回会合が、13日朝開かれた。講師に招かれたOECD(=経済協力開発機構)のグリア事務総長は、「消費税率は最低でも15%まで引き上げるべき」との認識を示した。
会合でグリア氏は、来年4月の消費税率10%への引き上げについて予定通り行うべきとした上で、「(消費税率は)毎年1%ずつ、最低でも15%まで引き 上げる必要がある」との認識を示した。またグリア氏は、「増税を一度先送りしており、財政再建に本当に取り組むのか信頼性の問題も出てくる」などと述べ た。
これに対し安倍首相は、消費税率は予定通り引き上げるとした上で、税率引き上げによる消費への影響などを尋ねたという。