自動車の購入時と保有時にかかる税金が大きく変わります。多くの車種において、消費税増税前に購入した方がトータル負担金額は軽くなるでしょう。
自動車購入時
取得価格の3%にあたる自動車取得税は2019年9月末までに廃止され、10月1日からは自動車税環境性能割が導入されます。自動車税環境性能割は、燃費に応じて、非課税・1%・2%・3%の4段階に区分されて税金がかかります。したがって、燃費の良い車は税金が下がり、燃費の悪い車は税金が上がることになります。2020年9月末までの1年間は、環境性能割の税率が1%軽減されます。また、自動車購入時と車検時に自動車重量税がかかります。エコカー減税の対象となる車の範囲が縮小されるため、増税となる車が増えるでしょう。
自動車保有時
毎年かかる自動車税(種別割)は自動車の排気量等に応じて税率が恒久的に引き下げられます。2019年10月1日以降に新車登録した車は、排気量に応じて1,000円から最大4,500円安くなります。