消費者心理5カ月連続改善 基調判断は維持

 内閣府が10日発表した5月の消費動向調査は、消費者心理を表す消費者態度指数(一般世帯、原数値)が前月比0.8ポイント上昇の42.8と、5カ月連続で改善した。
 雇用や賃金の持ち直しを反映したが、内閣府は株価下落の影響を見極める必要があるとして「消費者心理は持ち直しの動きが続いている」との基調判断を据え置いた。
 指数を構成する4指標のうち「収入の増え方」や「雇用環境」など3指標が改善。一方「耐久消費財の買い時判断」は今後の価格上昇を見込む人が多く、悪化した。
 1年後の物価が「上昇する」と回答した人の割合は、ガソリン価格の上昇などを受け6.8ポイント上昇の46.0%。「低下する」は3.2ポイント下がり13.1%だった。

タイトルとURLをコピーしました