減り行く「2台持ち」、スマホに一本化の傾向

スマートフォン利用者のうち従来の携帯電話との併用、いわゆる「2台持ち」をしている人は減り続けており、2013年時点では1割強にとどまる。こんな調査結果をライフメディアがまとめた。
この調査は2010年4月、2011年4月、2012年3月、2013年3月にそれぞれ実施したもの。各回1200―1900人の回答を集めている。まずスマートフォン利用率は2010年が22.9%、2011年が17.5%、2012年が28.1%、2013年が42.8%と増加傾向にある。
スマートフォン利用者のうち従来の携帯電話と併用している人は2010年時点では50%を占めていたが、2011年には39.9%、2012年には19.5%、2013年には13.5%と一貫して減少を続けている(グラフ参照)。
スマートフォンの普及が進むにつれ、2台の端末に機能を分担させるのではなく、1台だけですべて済ませる利用形態が一般化しつつあることがうかがえる。
また実際に使っている端末を尋ねたところ、iPhoneの所有率は2010年時点の7.3%から2013年には14.6%に拡大している。Android機は同1.6%から28%といっそう急激な伸びだ。
スマートフォンを使っていない人に今後購入したい端末を聞くと、年ごとに異なり2010年はiPhone、2011年はAndroidが高い人気で、2012年以降は再びiPhoneが優勢になっている。
これに加えスマートフォン利用者に購入理由を聞くと、4年間を通して「PCのWebサイトを閲覧したかったから」が多く、6割前後がそう答えた。一方スマートフォンを使わない人の理由は「従来の携帯電話で満足している」がトップで7割前後だった。
(植木 皓=ニューズフロント)

タイトルとURLをコピーしました