港町の地酒、海産物と楽しんで 7銘柄、統一ラベルで限定販売

宮城県内沿岸4市にある七つの蔵元と酒販店が統一ラベルでそれぞれの地酒を限定販売する「港町元気プロジェクト」の第4弾が始まった。昨夏の第1弾以降、海をイメージしたボーダー柄のデザインを維持しつつ、中身の酒を変えて展開。今回は各蔵の商品に合う地元海産物なども紹介、港町の酒と食の魅力を発信している。

 扱う酒は(1)男山本店「蒼天伝」(気仙沼市)(2)角星「水鳥記」(同)(3)平孝酒造「日高見」(石巻市)(4)墨廼江酒造「墨廼江」(同)(5)佐浦「浦霞」(塩釜市)(6)阿部勘酒造「阿部勘」(同)(7)佐々木酒造店「宝船浪の音」(名取市)-の7銘柄。

 いずれも720ミリリットル入りで1680~2000円。蒼天伝と日高見は純米吟醸酒の生酒、宝船浪の音は3年間低温熟成させた特別純米酒、浦霞は純米大吟醸と特別純米酒のブレンド酒を用意するなどした。

 今回の第4弾には、県内の酒の研究開発や蔵元指導に携わる県食産業振興課の橋本建哉技術副参事が協力。各地酒に合うさかなとしてホタテのバター焼きやメカジキの刺し身などを選び、酒販店で客が購入する際に店員が薦める。

 ラベルは銘柄ごとに色が異なり、港の文字をあしらったロゴマークを配した。1本購入につき、銘柄の色で装飾した日本酒グラスを1個プレゼントする。

 実行委員長を務める相原酒店(塩釜市)の相原健太郎代表(41)は「各蔵から個性的な地酒が集まった。この機会にしか飲めないオリジナル商品と地域の食材とのマッチングを楽しんでほしい」と話す。

 限定酒は計約3000本を用意し、なくなり次第終了。取扱店は、すがとよ酒店(気仙沼市)四釜商店(石巻市)相原酒店、相原商店、熊久商店(塩釜市)石井商店、佐々木酒造店(名取市)。

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