滝の周辺で川遊び 46人が嘔吐・下痢、熊本県が注意呼びかけ

熊本県天草市天草町にある「轟(とどろき)の滝」周辺で川遊びをした人が、嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴える例が相次ぎ、これまでに子どもを含む46人が医療機関を受診した。川の水が原因の感染症も疑われるとして、保健所が注意を呼びかけている。

 県によると、今月13日に滝の周辺で遊んだ高校生7人全員が15~16日に嘔吐や下痢の症状を訴えて病院を受診した。保護者から16日に通報があった。

 天草保健所が地域の4医療機関に確認したところ、20日朝までに計46人が川で遊んだ後に同様の症状で受診した。重症者はいないという。共通の食事はないため食中毒の疑いは薄いとして、川の水質や患者の便を調べている。

 県は遊泳を控えるよう呼びかける看板を滝周辺に設置した。(渡辺淳基)

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