新潟市中央区古町通の漬物店「小川屋」(小川加津晃社長)の本店店頭で、「新潟の冬」をテーマにポスターコンテストが行われている。
店の向かいにある日本アニメ・マンガ専門学校の生徒に、若者の視線で見た新潟の歳時記を描いてもらおうと店側が企画。
学校側の協力を得て、これまで父の日や新潟の夏、新潟の秋をテーマに2カ月に1度ずつ計3回行い、生徒たちから多彩な作品が寄せられた。
作品は店頭に張り出され、投票箱、投票用紙も用意。行政が行う大規模なコンテストには及ばなくても、小さなポスターコンテストとして観光客や住民の注目を集めてきた。
今回はクリスマスなどを描いた明るいタッチの作品11点が寄せられた。12月23日まで店頭や小川屋ホームページから投票を受け付け、同24日に開票。最多得票の作者には賞品、その作品に投票した人にも抽選で5人に「目近鮭」の新巻きが贈られる。
ポスターコンテストを担当する同店店員、森山智絵さんは「毎回90人から50人の投票があり、こんなに投票があるとは思っていなかった。県外のお客さんからも『面白い企画だね』という声をいただき、やってよかった。古町も人通りが少なくなっているので、人が多くなってくれればうれしいですね」と話している。