潤い、葉に花に 東北南部梅雨入り 平年より7日早く

仙台管区気象台は5日、東北南部が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より7日、昨年より10日早い。
 前線を伴った低気圧が張り出した5日の東北地方は、南部を中心に曇り空が広がり、次第に雨も降りだした。向こう1週間も気圧の谷や湿った気流の影響で曇りや雨の日が続く見通し。
 しっとりと湿った空気に包まれた仙台市太白区の市野草園では、ヒオウギアヤメが青紫の花を咲かせ、来園者に梅雨の訪れを告げていた。
 気象庁は今夏、ペルー沖の太平洋赤道海域で海面水温の高い状態が続き、異常気象の原因となる「エルニーニョ現象」の発生を予想。日本付近に梅雨前線が長くとどまる可能性もあり、長雨や低温、農作物の管理に注意を呼び掛けている。

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