東京海上日動火災保険など損害保険大手4社が、火災保険料を10月に全国平均で5~9%値上げする方針を固めたことが8日、分かった。値上げは2015年以来、4年ぶり。昨年は大型台風や豪雨が相次ぎ、各社の保険金支払いが増加したため、料金改定で収益を改善する。10月には消費税増税も控えており、家計の負担が増えそうだ。
値上げ幅は全国平均で東京海上が6~7%、損保ジャパン日本興亜が5~7%、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が6~9%。保険料は建物が木造か鉄筋コンクリートかどうかや用途などによって変わる。