災害住宅が日陰に 仙台市「受忍の範囲内」

東日本大震災の被災者が暮らす災害公営住宅「あすと長町復興公営住宅」(仙台市太白区)の南側と東側での高層マンション(各24階建て)建設を巡り、住環境が悪化するとして同住宅の住民団体が提出した公開質問状に対し、市は28日までに「公営住宅に生じる日陰は受忍の範囲内にある」と回答した。

市は回答書で「マンションと公営住宅の間に距離を確保し、一定の配慮がなされている。(あすと長町のような)商業地域では日陰の影響が比較的大きくなることはやむを得ない」と理解を求めた。
住民団体の安藤譲共同代表は「傍観者的な市の姿勢は従来と変わらない。入居者の立場から対応してほしい」と話した。

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