宮城県は10日、東日本大震災の被災者向けに県内で整備が計画されている災害公営住宅1万5000戸のうち、3月末時点で32%に当たる4745戸が着工されたと発表した。着工戸数は前月末と比べて345戸増えた。
3月に着工したのは、仙台市青葉区霊屋地区88戸や岩沼市玉浦西地区44戸、東松島市東矢本駅北地区47戸など。
3月末までに工事が終了したのは1351戸で、前月末に比べ1021戸増と大きく伸びた。仙台市の4地区で計564戸、東松島市の5地区で254戸などが新たなに完成した。
設計などの整備作業に着手したのは1万220戸で、計画戸数の68%を占める。前月より85戸増えた。
被災した道路や橋など公共土木施設復旧工事の完成率は78%。工事契約を結んだ事業の割合を示す着手率は92%だった。