災害時にポテトチップス供給 加須市と湖池屋関東工場が協定

加須市は二十三日、菓子メーカー「湖池屋」の関東工場(同市久下)と災害時の菓子類の供給に関する協定を結んだ。同工場は大規模災害が発生するか、その恐れがある場合、市の要請に応じて主にポテトチップスを供給する。

市によると、ポテトチップスなど菓子類は、災害時にストレス軽減や避難生活でのコミュニケーションの円滑化などの効果が期待できるという。同社の関東工場が災害時の物資の供給に関する協定を自治体と締結したのは初めて。

大橋良一市長と同社の田子忠取締役が市役所で協定書に署名。大橋市長は「災害時、菓子類の供給は、食を満たされることと、満たされることへの安心感にもつながっていくと思う」と話した。 (中西公一)

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