家庭でも充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)などの電源を災害時に役立ててもらおうと、トヨタ自動車は14日、仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で、体験イベント「トヨタ防災給電プロジェクト」を開いた。15日まで。
同社のプリウスPHV、水素を使った燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の計3台を用意。プリウスの電源を利用してポットの水を沸かし、来場者にスープやコーヒーを振る舞ったほか、電気ストーブを付けて休憩スペースを設けた。夜にはクリスマスツリーを点灯した。
同社によると、PHVなど同社製電動車の所有者のうち、電源として利用したことがあるのは6%にとどまるという。
同社第1国内販売部メディア・イベントPTの大道康彦主幹は「普段から電化製品などの電源として使ってもらえれば、いざというときに使えるようになる」と話した。