無症状、軽症者ホテル受け入れ「原則反対」 旅行会社、ホテルの労組

大手旅行会社やホテルなどの労働組合でつくるサービス・ツーリズム産業労働組合連合会は7日、東京都内で記者会見し、無症状や軽症の新型コロナウイルス患者のホテル滞在について、原則反対すると表明した。従業員の健康への影響や施設の風評被害が懸念されるため。滞在する場合は、従業員と感染者を接触させないことや休業補償などを求める。

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 東京都で7日から軽症者らのホテル移送が始まったが、会見で後藤常康会長は「今のところ加盟組合で受け入れを表明した施設はない」とし、「従業員には患者ケアの知識や能力がなく、現場ではマスクも不足しており感染リスクがある」と慎重な姿勢を示した。

 一方で「従業員の生命と安全、健康が守られるよう対応いただければ、一定程度受け入れられる」とも話した。その際は、施設への営業補償や風評被害対策などを求めている。【矢澤秀範】

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