無許可で不動産賃貸、約2億円稼ぐ 仙台市教委が教諭を懲戒

 仙台市教育委員会は26日、無許可で不動産賃貸を行い、副業を原則禁止する地方公務員法に違反したとして、市立高校に勤務する50代の女性教諭を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした。

 市教委によると、女性教諭は、仙台市内で平成10年に戸建て住宅1棟の賃貸を始め、さらに17年から30年までに集合住宅6棟、戸建て住宅2棟など計11件の賃貸を行い、約20年間で1億9500万円の収入を得ていた。

 また、無断で遅刻を繰り返して懲戒処分を受けた後も同様の行為を繰り返した市立中学校の20代男性事務職員と、29年度から令和元年度まで市交通局発行のICカード乗車券「icsca(イクスカ)」の利用明細を偽造して作成した資料を提出し通勤手当約34万円を不正に受給した環境局施設部の20代男性職員が、いずれも停職6カ月の懲戒処分となった。

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