燃料電池車購入に300万円補助…年内にも開始

 政府は、水素で走る次世代エコカー「燃料電池車」を購入した場合、1台200万~300万円の補助金を支給する方針を固めた。
 燃料電池車の一般発売に合わせ、年内にも始める。燃料電池車の普及を後押しし、関連技術などの分野で世界をリードしたい考えだ。
 燃料電池車は「究極のエコカー」とも呼ばれ、トヨタ自動車が年内にも4人乗りのセダンタイプを700万円程度で発売するほか、ホンダが2015年、日産自動車が17年の発売を目指している。
 政府は、電気自動車など次世代自動車向けの補助金として、今年度300億円の予算を確保しており、支給対象に燃料電池車を追加する。補助金の額は、クルマ本体や燃料となる水素の価格が決まり次第、確定する。経済産業省は15年度予算の概算要求にも引き続き、次世代自動車の補助金を数百億円程度盛り込む方針だ。

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