殺傷能力の高い爆薬「過酸化アセトン（ＴＡＴＰ）」を製造したなどとして名古屋市緑区の大学１年の男子学生（１９）が逮捕された事件で、愛知県警は２７日、男子学生を覚醒剤取締法違反（所持）の疑いで再逮捕した。男子学生は調べに対し、「興味本位で市販薬から作った。自分で使うつもりはなかった」と供述しているという。
発表によると、男子学生は８月２０日、自宅で覚醒剤約０・６１２グラムを所持した疑い。県警がこの日、ＴＡＴＰ製造などの容疑で男子学生を逮捕し、自宅を捜索した際、多数の爆薬や薬品、フラスコに入った水溶液などが見つかった。県警が水溶液を鑑定した結果、覚醒剤の成分が検出されたという。
男子学生は今月７日、３Ｄ（３次元）プリンターで作ったとみられる樹脂製の拳銃を所持した疑いで再逮捕されている。
