旅行予約サービスの楽天トラベル(東京)は東北各県に宿泊した県外客を対象に、お薦めグルメを調査した「旅めしランキン グ」をまとめた。全国的に知名度の高い食が上位に入る一方、郷土料理もランクイン。担当者は「食は旅の楽しみを倍増させる。参考にしてほしい」と説明す る。
各県1~3位は表の通り。宮城は「牛タン焼き」が2位以下を引き離し、4位にも「牛タン丼」が食い込んだ。
他県も「盛岡冷麺」「きりたんぽ鍋」「芋煮」など有名なご当地グルメが上位を占めた。ホタテと溶き卵をみそで焼いた青森の郷土料理「貝焼き味噌(みそ)」、会津地方で親しまれる具だくさんの汁物「こづゆ」なども高評価だった。
宮城のカキ、秋田のハタハタ、山形のそばなどは、各県の4~10位にそれぞれを素材にした料理が複数入った。楽天トラベルは「宿泊客は地域の食を求めている。宿泊施設が朝食で郷土料理を提供すると売り上げが伸びる傾向もあるようだ」と分析する。
調査は、昨年末まで約1年間、同社経由で47都道府県の宿泊施設を予約した県外客に、ことし1月にメールで実施。東北6県は875~1768件の投票があった。