牛丼の松屋、豪州産米を使用へ 大手初、背景に価格競争

牛丼大手の松屋フーズは13日、新年度からオーストラリア産のコメを使用する方針を明らかにした。不作で輸入米を緊急的に使った1993年を除けば、牛丼大手で輸入米の使用は初めて。「震災などで自社の牛丼に向いた国産米の確保が難しくなった」ためで、試験的に導入する。激化する低価格競争も背景にある。
 日本はコメに高関税を課す代わりに外国産米を年約77万トン、無税で輸入しており、これを使う。現在、国産の低価格米は1キロあたり230円ほど。豪州産米の国の売り渡し価格は210円(政府の利ざや含む)。

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