牛丼チェーンが、うなぎメニューで激突

大手牛丼チェーンで「うな丼」商戦が本格化する。「吉野家」を運営する吉野家ホールディングスは31日、「うな丼」を6月1日から売り出すと発表。「すき家」のゼンショーも6月8日に発売すると発表した。日ごろは牛丼の販売競争でしのぎを削る牛丼2強が、夏の伝統的なスタミナ食「うなぎ」でも激突する。
 吉野家のうな丼は、ふっくら香ばしく焼き上げたうなぎに、こだわりのたれを絡めたのが特徴。うなぎの半切れが1つ盛られた「並盛」(500円)のほか、今年は2切れの「2枚盛」(800円)も用意した。
 一方、すき家は全5品のうなぎメニューを用意した。価格は、昨年より全メニューとも10円引き下げ、うな丼が580円、うなぎ半きれと牛肉が盛られた「うな牛」を710円で販売する。
 すき家は、昨年12月に牛丼並盛価格を280円に値下げした後、好調ぶりを維持。一方、並盛価格を380円に据え置いたままの吉野家は、客数が4月まで14カ月連続で前年を割り込むなど集客面の苦戦が続いている。

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