auじぶん銀行は7月21日、「コロナ禍におけるお金への意識」に関する調査結果を発表した。調査は6月1日~3日、全国のビジネスパーソン500名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、新型コロナウイルスの影響により、働き方に変化があったかを聞いたところ、44.4%が「何も変わらない」と回答。一方、変化があった人の中で最も多かった回答は、「在宅勤務になったが、勤務日数は変わらない」で25.8%。次いで「勤務日数が少なくなった」(18.0%)、「休業した」(9.0%)と続き、「失業した」という人も1.0%見受けられた。
また、給与の変化についても聞くと、37.8%が「減った」と回答。約半数が「1~2割」(45.5%)減っており、次いで「3~4割」(30.7%)、「5割」(10.1%)という結果に。減った分については、「節約」(67.7%)や「貯金を取り崩した」(40.7%)りしてやりくりしている人が多かった。
さらに、新型コロナウイルスの影響で支出は変わったかと尋ねたところ、「(とても)増えた」(20.4%)よりも「(とても)減った」(35.8%)人が多いことが判明。
増えた支出については、「食費(自炊)」(45.2%)」、「水道光熱費」(34.4%)、「デリバリー出費」(23.6%)が上位に。一方で、減った支出については、「外食費」(50.0%)、「友人との交際費」(36.2%)、「交通費」(34.2%)、「衣服」(25.8%)の順に多く、外出自粛が大きく影響していることが伺えた。
次に、特別定額給付金について調査を実施した。その結果、「すでに受け取った」あるいは「受け取る予定」である人は約99%に達していることがわかった。
特別定額給付金の使い道を聞くと、「貯金」(42.7%)が最多に。次いで「食費」(34.8%)、「日用品」(29.6%)、「趣味」(23.7%)、「家賃」(19.4%)と続き、比較的堅実的な人が多い中、趣味に充てる人も一定数いることがわかった。
また、10万円という給付額が十分だと思うかを問うと、およそ4人に1人が「十分だった」(26.6%)と回答。理由を尋ねると、「特に収入に変化がないから」「もらえるだけありがたい」といった意見が目立った。
一方、「十分ではなかった」という人は39.6%。「それ以上に収入が減ったから」「今の経済状況がいつまで続くのかが分からないので10万円では心細い」といった声が。そこで、あとどのくらい必要かと尋ねたところ、「20万円以上~30万円未満」(30.3%)、「10万円以上~20万円未満」(24.7%)、「50万円以上」(24.2%)が上位に並び、その使い道として「家賃」「生活費」が多かったほか、「税金」「住宅・車のローン返済」「貯金」といった回答も見受けられた。
(CHIGAKO)