特産ワカメ入りクッキー 石巻・大原小児童、漁業復興い考案

宮城県石巻市大原小(児童27人)の3、4年生が総合学習の一環で、牡鹿半島で採れるワカメを生かしたクッキーを考案した。東日本大震災からの復興に向け、地元の産物を再認識することなどが狙い。製品化されたクッキーは17日、市内で販売される。
 商品名は「ふっこう!!みんな仲よし♪わかめクッキー」で、子どもたちが考えた。地元産のワカメを生地に練り込んでいるため淡い緑色で、食べるとほのかに磯の香りが漂う。
 3、4年生8人のうち7人の保護者がワカメ養殖に携わっていることから、総合学習のテーマに設定。刈り取り作業体験などで理解を深め、生産地としてアピールするためオリジナルクッキーの販売を発案した。
 被災地支援で訪れた東京家政大の学生と一緒にレシピを作り、大阪の製菓会社が製品化した。パッケージのロゴマークは、タレントの中川翔子さんが描いた。
 試食会は14日に大原小であり、児童らが頬張った。4年の大沢冬香さん(10)は「想像していた以上においしかった。お店で売るのが楽しみ」と話した。
 クッキーは限定500箱で、1箱(10枚入り)300円。17日は午前10時から、みやぎ生協石巻大橋店で全校児童が店頭に立って販売する。

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