独眼竜足跡、江戸に刻む 日比谷公園に「終焉の地」説明板

 江戸時代の仙台藩邸(外桜田屋敷)跡で、伊達政宗が70年の生涯を閉じた地と言われている東京都千代田区の日比谷公園内に、仙台市による説明板が設置され、除幕式が18日、行われた。
 式では伊藤敬幹仙台市副市長が「今の仙台市を築いた伊達家の歴史を、多くの方に知っていただけるのは意義深い」とあいさつ。市の観光PR集団「伊達武将隊」や東京都の関係者らと除幕し、説明板の完成を祝った。
 「仙台藩祖伊達政宗終焉(しゅうえん)の地」と記された説明板には、政宗が1601年に徳川家康から江戸城に近い外桜田に江戸屋敷を与えられ、61年まで伊達家の上屋敷として使用されていたことや、政宗が家康、秀忠、家光の三代の将軍をこの屋敷でもてなしたことなどが、日本語と英語で紹介されている。
 仙台藩邸は何度か屋敷替えが行われ、1676年から幕末までは現在の汐留駅周辺(港区東新橋)にあった浜屋敷が江戸拠点の上屋敷として使用されていた。仙台市は2004年に浜屋敷跡にも説明板を設置している。

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