暑さが続く中、コンビニエンスストア各社の「おでん商戦」が早くも本格化している。
セブン―イレブンでは8月中旬になっておでんの販売数が、同上旬の約3倍に増えた。8月中旬におでんメニューを見直したローソンも、前年比1割増で推移する。セブン担当者は「7月から猛暑が始まり、暑さ慣れや冷やし麺の食べ飽きで、おでんのニーズが高い」とみる。
セブンは、全国の7地区ごとに、煮干しや昆布などの地域の好みに合ったダシを加え、特徴的なつゆにした。玉こんにゃく(東北・信越)や、かまくらはんぺん(関東)、ごぼう天(関西・北陸)など地域限定具材もそろえ、おでん販売(2012年度約300億円)の前年度比5%増を狙う。