猛暑の日本列島でスズメバチが大発生! 巨大な巣が各地でゴロゴロ、気をつけて!

猛暑の日本列島はきのう22日(2018年7月)、最多の全国237地点で35度を超す暑さを記録した。さまざまな異変が起きている。

福岡市はゲリラ豪雨に見舞われた。映像は博多区のグラウンド。突然の落雷に野球少年たちが逃げまどう。福岡空港では午後3時半ごろ、あたりが急に暗くなり、雷鳴が響いた。激しい雨がたたきつけ、あっという間に航空機の姿がかすんだ。近くのビルに設けられた温度計は2分間で7度下がった。1時間半後に天候は一気に回復したが、落雷で滑走路近くに穴が開き、空港は一時閉鎖された。JR博多駅では、ホームの天井から雨が漏れ、水の勢いもすさまじく、まるで滝だ。

天井裏、排気口、ゴルフ場…5段6段の巨大な巣が

全国で大量のスズメバチが発生、猛威を振るい始めているのも酷暑の影響らしい。北海道ではブルーシートに、大阪ではマンションのベランダに、千葉では排気口にと、巨大な巣が住民を悩ませている。スズメバチの活動は例年なら8月下旬からピークになるが、今年は7月から活発だ。

駆除歴40年のハチハンター、田迎真人さんがきのう22日、茨城県守谷市の一軒家に向かった。天井裏にキイロスズメバチが出入りし、いつ刺されてもおかしくない状態。天井裏には直径25センチほどの5段の巣があった。

ゴルフ場からの依頼で「暑くて15分が限度」という防護服に身を固めて木の根元を探ると、スズメバチがぶんぶん飛び出してきた。穴からつまみだしたのは6段の巨大巣だった。「こんなでかいのは、今までやったことがない」という。

スズメバチはゴールデンウイークごろから巣作りを始める。雨に弱いため、例年だと梅雨時にある程度流されるが、今年は梅雨が短くて数が減らず、残った巣も活発な活動で巨大化した。

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