猫型の「にゃんこけし」誕生 家具製作の端材利用、22日から展示会

宮城県大河原町でギャラリー工房「うらにわあとりえ」を営む同町の家具職人、阿部浩秋さん(53)が手がける猫がモチーフの新型こけし「にゃんこけし」の展示販売会が22日、仙台市青葉区一番町3丁目の「むかでや画廊」で始まる。27日まで。

 にゃんこけしは、阿部さんが2018年、広葉樹のナラやクリなどで家具を製作する際に出る端材を再利用し、高さ3~14センチの小さなこけしを作ったのが始まり。遊び心が湧き、元々好きだった猫にしてみようと、頭に耳を付けたという。

 19年1月からイベントなどで販売。丸みを帯びた姿と豊かな表情が愛くるしい猫こけしは交流サイト(SNS)で話題になり、猫ファンをはじめ、全国でコレクターが増えている。

 販売会は新作100点を取りそろえ、特製のきり箱に入れて提供する。阿部さんは「木の可能性は無限。にゃんこけしの魅力を感じて、大河原と多くの人がつながってほしい」と話す。

 午前11時~午後6時(最終日のみ午後4時まで)。連絡先は阿部さん090(9534)0627。

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