猫好きの市民が音楽やダンスなどを楽しむ「猫塚古墳ねこまつり」が22、23の両日、仙台市若林区南小泉の少林(わかばやし)神社で開かれる。地元有志による実行委員会の主催で14回目。今年は猫の鳴き声「ニャー」の大声大会を初めて開催するなど、猫に関する多数のイベントで会場を猫一色に染める。
22日午後5時に始まる前夜祭は、地域の子どもが牛乳パックで作った猫型の灯籠で境内を彩り、幻想的なナイトカフェを演出。来場者にカチューシャ型の猫耳を着けてもらい、ジャズ、ブルース、ヒップホップなど多彩な音楽を楽しむ。
23日は午前11時からほん祭りがある。来場者には自慢の猫写真を持参してもらい、会場内に掲示する。猫の灯籠作りや塗り絵などのワークショップ、猫クイズ、的当て、オリジナルの「ねこ音頭」の披露、猫グッズの販売などが行われる。
猫の鳴き声にちなみ、午後2時22分22秒に会場の全員で「ニャー」と鳴く恒例の儀式もある。開会中の市議会6月定例会で審議が進む議員提出の「人と猫との共生条例案」もPRする。
南小泉には、主人に忠義を尽くした猫の伝説が伝わる。妻にまとわりつく猫の首をはねた侍が、それは妻の危難を知らせる行動だったと知り、手厚く葬ったとされる。伝説を街の活性化に生かそうと、2006年にねこまつりが始まった。
連絡先は実行委事務局の森暁美さん080(1692)4633。