宮城県山元町の観光ブドウ農園が収穫期を迎え、旬の味を摘み取る親子連れでにぎわっている。
一番人気は、皮ごと食べられる高級品種シャインマスカット。糖度が高く大きな粒が美しい緑色に輝く。緑色から乳白色や黄色に変わる粒が多くなれば、房全体が熟して食べ頃だという。
2家族計7人で訪れた名取市の会社員金子学さん(39)は「ブドウ狩りは子どもと一緒に楽しめる。蜂蜜のように甘い」と粒を口に運んだ。
農園は、東日本大震災で被災した町内の食品加工会社「田所食品」が2018年に始めた。「交流人口を増やしたい。ここを起点に秋の山元を巡って」と呼び掛ける。
開園は土日祝日。期間はなくなり次第終了。荒天時の開催の有無は同社ホームページで確認できる。