世界で最も質の高い生活を送れる都市はウィーン、最下位はバグダッド-。米コンサルタント会社マーサーはこのほど、世界221都市の「生活の質ランキング」を発表した。スイスのチューリヒ、ジュネーブが2位、3位となるなど欧州の都市が上位を占め、日本では東京が40位、横浜と神戸が共に41位だった。
同社は毎年、政治、経済情勢や治安、医療、教育、交通、自然災害など39のチェック項目に基づき各都市を調査。ウィーンは治安の良さや政治の安定性、市内に巡らされた公共交通機関網などが評価され、昨年に続き首位となった。
トップ10のうち7都市が欧州で、欧州以外ではカナダのバンクーバー(4位)、ニュージーランドのオークランド(同)などがランク入り。米国は銃の所持や犯罪の発生状況などで順位を引き下げ、最高位はホノルルの31位。(共同)