先日、累計80万部のお金の本を書いたファイナンシャルカウンセラー・田口智隆さんの10周年セミナーを受講しました。その時に話題にあがったのが携帯電話の使用料について。今日は話の一部をシェアしますね~。
「ミレニアル女子」連載31回目となる今回は、毎月のスマホ代を見直すことの劇的な効果についてお伝えします。
●ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方 101のルール〈31〉
スマホを60年間使ったら、総額はいくらかかる?
こんにちは。億万長者の生方(うぶかた)です。
突然ですが、スマホ代は毎月いくらかかっていますか? ドコモやソフトバンクなどのキャリア携帯を使っている人から、格安スマホを使っている人まで色々いると思いますが、だいたい1人あたり1カ月数千円払っているのでは?
ファイナンシャルアドバイザーの田口さんに聞くところによると、昨年、田口さんの実父が亡くなり、携帯電話の契約解除手続きをしたそうです。その経験から、「現代人は通信費を死後、数日まで払い続けるものであり、契約解除するのは残された遺族の役割」ということに気付かれたそうです。死ぬまで携帯電話を使い続けたら、生涯の使用料はいったいいくらに……?
「一生使うことを考えると、スマホ代って意外と高くなるんですよ」(田口さん)
田口さんにヒントを得て、早速、計算してみました。仮に、1カ月8000円として20歳から80歳まで60年間使ったら、なんと576万円もかかることに(汗)。夫婦2人だと1000万円以上になります! そう考えると、毎月のスマホ代はバカにできませんね~。
10年後には取り返しがつかない差を生むスマホ代
「格安スマホだから大丈夫」「スマホは現代人の必須アイテムなので、多少お金がかかるのは当たり前」「月末に割高なデータチャージをするくらいなら、初めから大容量のデータ通信プランを契約した方が賢い」。こんな風に考えていたらかなりヤバいですよ~。
まずは、自分の契約しているプランを確認することが大切です。
普段から通話する時間が短い、もしくは長電話するときはLINEやメッセンジャーをつかっているようだったら、通話し放題プランを契約する意味はありません。
無料通話時間の短いプランに変更するだけで、月1000円くらい安くなるはずです。
職場や自宅でWi-Fiが使える、もしくは仕事時間中に自分のスマホを使うことができない環境であれば、データ通信を使う場所は通勤か外出時のみということになります。
その時に、データ通信量の大きい動画コンテツを見ることを避けるだけで、使う通信量を格段に下げることができるんですよ。
使っていないのに課金されている有料コンテンツ
もう一つ忘れてはいけないのが、有料コンテンツ。携帯電話を契約した際に、「始めの3ヶ月は無料」などと説明を受けて加入した有料コンテンツは今も使っていますか?
もしかしたら、加入したことさえも忘れているのに、毎月料金だけしっかりと引き落とされている場合もあるかもしれません(汗)。
通信費がクレジットカードからの引き落としになっていると、カードの明細をみても費用の正確な内訳を知ることはできません。一度、通信会社に電話して自分の契約内容を確認するか、キャリアのアプリを見るなどして確かめてみてくださいね。
●今回のまとめ
・毎月払っているスマホ代、生涯いくら支払うことになるか計算してみる。
・スマホ代が1カ月に1000円安くなったら1年で1万2000円、10年で12万円の削減。
・契約プランの詳細を確認し、使っていない有料コンテンツは解約する
携帯電話は毎日使うものなので、月に数千円支払っても割高ではない!という気がするかもしれませんが、その正体は毎月確実に積み上がっていく「固定費」。長い目で見ると、毎月の支払額の小さな違いが、とてつもなく大きな差を生み出します。月に数百円でも削減できたら大きな節約につながるので、一度見直してみてくださいね!